甲斐犬はその歴史も古く、とっても貴重な日本犬でもあります。飼いにくいとも言われる甲斐犬ですが、性格は温厚で気配りのできる賢さは、まさに甲斐犬ならではの資質です。
ここでは、太朗の毎日を通して甲斐犬の日常や性格などをご紹介していきます。
甲斐犬太朗の血統書
ちょっと画像が暗くて申し訳ないのですが、太朗の血統書です。賞状くらいの大きさで送ってきました。
玄祖父母の名前までしっかりと記載されており、しかもどの名前をとっても素晴らしすぎ。我が家の太朗ちゃんはたったニ文字なので、ちょっと笑いました。
けど、保存協会が甲斐犬をこれほどまでに大事にしているのかと思うと無責任な飼い方はできないなと、この血統書を見たときは気が引き締まりました。
甲斐犬太朗の日常
ここでは、太朗の日常についてご紹介していきます。甲斐犬がどんな性格なのか、毎日どんなことをしているのか丸裸にしてお届けします。
太朗の起床時間
太朗の起床時間は天候や季節でちょっと違いますが、おおむね6時半頃です。子犬の頃は5時過ぎには起きてキャンキャン吠えては散歩をせがんでいました。今は5歳ですが、起床時間は少し遅くなりました。
天候で違うのは雨の日だけで、濡れるのは嫌なのかやや遅めの6時50分頃にゴソゴソと活動開始しています。なお、冬の寒さは全く関係ありません。そのため、冬場は真っ暗な早朝から散歩に出かけています。
太朗の散歩
朝の散歩はだいたい30分くらいです。飼うときの約束で子供が連れて行ってるのですが、学校があるのでそれほど長く行けません。
今はいいのですが、子犬のときはそれでは足りなかったのでもう一度私が1時間ほど散歩にでてました。
とにかく運動量が多いので、人間の歩くスピードで散歩するなんてことはできません。
まずは全力ダッシュから始まり、30分程はジョギングペースで進みます。その後やや落ち着いたら速歩き程度で帰宅するといった感じですね。なので、若い人でなければ飼うのは難しいでしょう。
私の自宅周辺は田んぼが広がり、近くには山もあるのでリードを外して走らせることができます。その点では、甲斐犬を飼いやすい環境なので助かっています。
夕方の散歩は午後5時頃からで、区内では5時に夕焼け小焼けのメロディーが放送されるんですが、それを聞くとゴソゴソと起きて早く連れて行けと言わんばかりに吠えます。
夕方は1時間から1時間半ほどは散歩するので、結構な距離を歩いています。おかげで私も健康です。
太朗の食事
太朗の食事ですが、回数は朝と夜の2回でメニューは鶏肉・野菜・白米のブレンドです。写真は、鶏むね肉・ほうれん草・白米をレンジでチンしたものです。
ドッグフードを与えていた時期もありましたが、その頃は甲斐犬にどんなご飯を与えていいのかよくわかっておらず…。
譲っていただいた小林さん(川﨑小林犬舎)や猟師の方に聞いて、現在のご飯に行き着きました。
白米や鶏肉の量については適当です。野菜はキャベツの芯をフードプロセッサーにかけたのをタッパーに保存しているなど、食品ロスのSDGsにもやや貢献しています。
肉については、鹿や猪の売り物にならない部分をもらったり、スーパーで特売の肉にするなど、ときどきは違うものにしています。
レバーや手羽元なども大好きですね。手羽元は骨があるのでやめたほうがいいとも言われますが、太朗ちゃんはボリボリ噛んでよく食べます。
犬と言っても人間と一緒です。ドッグフードと違い手間はかかりますが、健康を考えていろいろと食材を変えてあげると健康だしほんとに喜びます。
食べ飽きたドックフードを食べさすために何日も食事を抜くという飼い主もいるようですが、はっきり言って虐待でしかありません。
自分に置き換えて考えることができないなら、動物を飼う資格はないと断言できます。犬の一生にも、人間と同じで食はものすごく大事なんです。
太朗のおやつ
朝食後が太朗のおやつの時間です。最近はワンワンビスケットにハマっており、朝食後のルーティンで必ずせがんできます。もらえるまで絶対に諦めません。
面倒くさいので毎日ひとつかみあげるんですが、喜んで食べてます。お手頃価格で余計なものが入ってないシンプルなおやつなので安心です。
日中の太朗
日中の太朗はほぼ寝ています。というか、朝食後からすぐに寝てます。朝食後のクッキーを食べたらあとは寝る時間ですね。
お気に入りの毛布の上ですやすやと寝てますが、ときには人間のようにいびきまでかいてます。
外ではなく玄関脇のスペースで好きにさせているんですが、私の昼食時の匂いにも無関心です。せがんで吠えることもないとっても賢さはさすがに甲斐犬です。
太朗の就寝時間
夕方の散歩から帰り着くのが夜の7時頃で、帰るやいなや太朗は夕食です。ガツガツと食べて満足すると、またすぐに寝ます。
子供が部活のため帰宅するのが遅いので、私達の夕飯はだいたい9時半から10時頃になるのですが、その頃まで寝ています。
私達の食事中は障子一枚隔てた廊下で座ってるんですが、食事が終わるとちょっと遊べとせがんできます。なので少しだけ居間に入れてあげます。
毎日ではないのですが、とっても甘えるのでついつい私も甘やかしてしまいます。こんなときはもうすごくかわいいですね。たまりません。
太朗の性格
はっきり言って甘えん坊です。そしてわがままですね。自分の願望がかなうまで、いつまでも鳴いて吠えて粘り倒します。
おやつのクッキーはもらえるまでワンワン言ってますし、散歩の途中でも自分が行きたい方向にいかないと足を踏ん張って動きません。
こんなとこは本当に人間と同じですね。というか、犬ということを忘れてるんじゃないかと思うことがあります。
けど、賢さというか気配りというか、そんなのはとっても感じられます。
まず、子供を叱ってるときはさっさと自分だけいなくなります。俺は関係ないと言いたいのか、私の機嫌を察したらスッといなくなります。
それみると子供を起こる気にもならず笑ってしまいます。共同体とはよく言ったもので、太朗のお陰で我が家はほんとうに笑いが絶えません。
甲斐犬太朗のまとめ
太朗は甘えん坊でわがままな一面もありますが、気配りのできるほんとに賢いやつです。いいやつが来てくれたと、毎日ほんとに感謝してるくらいです。
熊や猪にも恐れることなく向かっていく獰猛さもあるのに、私達に接するときはそんなことはおくびにも出しません。歯向かったことなんか一度もないですね。
近所の子供がきても絶対に噛むこともなく、散歩中の小さなワンちゃんにも吠えることもないんですよ。
みんなからかわいがってもらってとっても幸せなやつで、今日も元気に飛び跳ねています。